421系低運車(1〜22番)

国鉄の近郊型電車と言えば111系を始め、113系等が採り上げられがちですが、111系よりも早く登場したのがこの421(401)系です。九州シリーズの一環として初期型の低運車を組む事としました。予定では高運車として423系、415系も組む予定です。

組立はKSブランドらしく組みやすく、前面もぴったり合います。前面方向幕部分が別パーツを組み合わせるようになっており、ここが少し手間取る点でしょうか。('02,10,4)
交直流電車の特徴であるパンタ部分は、低屋根構造になっています。ここは妻板を取り付け、通風孔部分の裏板を取り付けてから天板をはめ込むようにしますと、ぴったりと合い、正確な組立が出来ます。('02,10,4)
継ぎ目を仕上げ、雨樋を取り付けます。学生時代を九州で過ごしたこともあり、卒業後も毎年のように九州に行きました。その為、思いいれも強くあっという間に組み上がりました。当時はご多分に漏れず車にぞっこんで、女の子を追いかけまわしてばかり、鉄分ゼロの学生生活でした。車以外の移動でも鉄道は本数も少なく、高額の上、非冷房と不便極まりなく、福北の移動は本数も多く快適な西鉄高速バスを利用するのが常識でした。今を思えば筑豊地区の複雑な路線の末期、ごちゃ混ぜDC列車や客車列車が走り、またこの421系の低運車も在学中に廃車ともったいない事をした物です。でも違う面では後悔してませんが・・・^^;('02,10,4)
先頭車の雨樋ですが、登場時は屋根塗り分け部分、キットでは丁度前面の継ぎ目の部分までで止まっています。しかし、時期的には不明なのですが、末期には415系などと同じく乗務員扉上部まで延長されています。もちろん学生時代を過した末期の姿とします。先端は実車に習い、斜めにカットします。('02,10,4)
と、ここでとんでもない事に気付きました。なんと、低運キットにもかかわらずパンタ車は高運タイプの物が入っていたのです。写真の通り屋根部分の低さが強い物は23番以降の高運車と編成を組んでいたタイプ。低運車とペアを組むのは低屋根部分の小さいタイプです。実車の知識が余り無く、いざ屋根上配管をと実車資料を集めたところ、初めて気が付きました。組んでしまっただけに交換してもらう訳にも行かず、全く困った物です。一挙に意気消沈・・・です。('02,10,4)