相変わらず完成品を前提としているキットだけに組立るに当たっては最小限の作業で済むようになっています。ところが、組立説明書が不親切極まりなく、どの部品をどこに使うのか前もって検討しなければなりません。設計者が作った説明書でしょうか、説明書は組み立てる第3者の立場で作ってもらいたい物です。('02,10,4) |
何とか箱に組み上がりましたが、先頭部の継ぎ目部分が芋付け状態です。これでは継ぎ目を消す作業だけで半田が外れてしまいそうですので、帯板を用いて裏打ちをします。後は全体を仕上げ、もう次はディティールパーツ取り付けです。('02,10,4) |
まずはパンタ車の屋根上配管支え、パンタ台、ヒューズボックスなどを取り付けます。取り付け穴など全て開孔済ですので簡単に取り付けられます。('02,10,8) |
屋根上配管です。キットでは0.4mm線を使うようになっていますが、0.3mm線を用いました。ちょっとした事ですが完成時にすっきりと仕上がります。さすがに複雑で写真奥手のシングルフューズボックスから妻板に降りる方の配管は曲げるだけで1時間かかってしまいました。次は下回りにかかります。('02,10,15) |
京急700と同時に塗装しました。従来の近鉄特急と違って塗り分けが簡単でマスキングが非常に楽でした。('02,11,19) |
京急700と同じく1色目塗装当日マスキング2色目塗装を行いました。しかし、前回のスナックカーに続いてご覧の通り・・・。どうもこの色は相性が良くありません。但し作業が増えただけで、仕上がりが悪くなる事はありませんので、気を取り直して作業を進めます。('02,11,19) |
今回も新たな失敗をしました。塗装後テープを剥がしてからヒーターの前で温めるのですが、京急700を先に行っている間こちらの2両はテープを剥がさないまま熱風が当たってしまいました。テープの糊が塗面にこびりついてえらい事に・・・。これは近鉄旧エースカーでも同じ状態になりましたが、その後エナメル系のシンナーで拭けばきれいになる事を教えていただきました。写真は左が絶好調のピースコンのお陰でテカテカのオデコ、一方右はマスキングテープの糊と塗面の荒れで悲惨な状態です。いずれも修正すれば問題なくなってしまうのが真鍮工作+ラッカー吹き付け塗装の魅力です。('02,11,19) |
やる気が失せてしまい時間がかかりましたが何とか修復できました。今回は青部分をマスキングして、オレンジを一部吹きなおしています。普通ならここで上塗りなのですが、窓周りに黒を塗らなければならず、再度乾燥を待ちマスキングに備えます。('02,12,20) |
天候の良い日が休日に当たらず中々塗装が出来ません。その間に下回りを組みました。相変わらずできの悪い説明書の為にどこにどのネジを用いるか、どこにどのパーツを用いるか相当悩みます。ここら辺は余り拘らず現物あわせで適当に組み立てます。モーターは今時何故かEN−22。MPギアはACE専用の波打車輪、T車の車輪もこれに合わせなければなりませんが4軸で2,000円とばかげた値段で閉口してしまいました。('03,2,5) |
配線前に走行方向の確認をします。くどいようですが説明書どおりでは逆走しますので必ず確認してください。ところが、電気を流してみてもショートするばかり。よーく見てみると、何とMPギアの車輪が1軸逆についていました。とんでもないお粗末な話です。('03,02,12) |
ギア部分の小さなネジを2本はずし、車輪の向きを変更します。('03,02,12) |
窓周りの黒を吹く前にパンタ無車用のストライプインレタ、ナンバー標記類を貼り付けます。エンドウ製のインレタは付きにくくて不評ですが、この製品に添付されているインレタはきれいに貼り付いてくれました。('03,02,12) |
続いて窓回りを残してマスキングします。注意しなければならないのはインレタ部分の上には直接マスキングテープが触れないように、切り出した紙片などで覆わなければなりません。インレタを先に済ませたのは、窓周り塗装後すぐに上塗りを済ませてしまう為です。('03,02,12) |
2週間ほど乾燥させてから屋根を塗ります。今回は少し明るめにしました。続いてクーラーを取り付け、窓ガラス類を取り付けます。前面の窓はプレス加工されたものがキットに付属しています。('03,02,12) |
普通は省略してしまうのですが、乗務員扉用のドア取手用の孔が開いていますので、エコーモデルのパーツを取り付けました。0.6mmの孔を開けなおし取り付けます。いつも思うのですが、Nゲージ用のパーツは取り付け用の孔の大きさがきちんと明記されていますが、16番用のパーツにはそれがほとんどありません。少し小さめに開けてから徐々に広げていかなければならず、非常に非効率的な作業を強いられる事となます。メーカー側が不親切極まりないと言えばそれまでなのですが、よく使うパーツは写真の様に袋に記載しておくと便利です。('03,02,12) |
普通は高額な為購入しないのですが、今回は専用の室内装置を用いました。と言うか、セット売りだったので仕方無しに購入したと言うのが本音です。モータ部分の椅子だけホワイトメタルで、「これは各人で塗装してください」とばかげたパーツで頭にきますが、指示通りプライマーから塗っていきます。また、背もたれ部分は黄色の色指しをしました。('03,02,12) |
キットでは前照灯は麦球、テールライトはLEDで点灯するようになっています。折角の特急標識灯が点灯できないので、それぞれ麦球を使って点灯できるようにする事としました。白色の麦球にクリアレッド、イエローで着色します。('03,02,12) |
例によって線材をあらかじめ所定の位置に収まるように曲げて形を作っておきます。今回は定電圧装置は使いません。実はマッハの簡易定電圧システムは室内灯を抵抗代わりに使うため、前照灯類を装備したものと、そうでないものとで室内灯の明るさが違ってしまうのです。これは装備して初めて気が付きました。前回の近鉄10400系もそれにやられてしまい、中間車の室内灯は明るいものの、先頭車はうす暗く一寸興ざめです。前後進に伴う切り替えは、カツミのプリント基板とダイオードがセットになったものを用います。標識灯ですが麦球が丁度2個並んで収まります。('03,08,29) |