奈良奥山ドライブウエイ

未舗装道路なら何でもと言う感じになってきました。あまり危険を冒したくないけど未舗装路を走りたい、と言う時にお勧めです。奈良の若草山、春日大社東側を周遊する有料道路に一部未舗装路が残されています。この区間は平城の時代から手を入れることを禁じられたと言われ、全くの手付かずの原生林が残されています。この区間を周遊するために敢えてこの区間を未舗装路として残しているようです。未舗装区間は北側からの一方通行のため北側から入ります。まずは若草山を目指し、正倉院裏手の料金所から入ります。最初は舗装路ですが、さすが奈良、鹿には十分注意してください。
若草山の駐車場に車を置いて、若草山観光の後、いよいよ目指す未舗装路に入ります。写真は地図のB点にあるゲートです。ちなみにA−B区間往復、C−D区間往復のチケットも販売されておりいずれも500円程度。前線通すと1,820円とちょっと高額になりますが、貴重な原生林を手軽に見ることができる事を考えれば納得できます。でも本音は未舗装路に対する対価なんですが・・・。
ゲート脇にお目当ての表示が。
自家用車でも走れることを前提としている有料道路、非常に整備されています。またちょっとした勾配部分には、流水轍防止用のゴムシートも完備されています。
路面はよく踏み固められています。道路幅も2車線分は裕にあります。
オフロードを走ると言うより、正に森林浴と言う感じです。
唯一見つけた流水轍・・・。
途中、鶯の滝への分岐がありました。分岐にかかっている橋が非常に狭く、車幅ギリギリ。本線から入る場合切り返しが必要でした。逆に本線に戻る場合、橋に入る手前が車幅一杯の築堤状になっており、脱輪しないように注意が必要です。
さて、支線ですが、こちらは結構狭くちょっと慎重にならなければなりません。カーブもきつくなりますが、本線よりこちらの方がお勧めです。
ほとんどの方は本線に車を止めて歩かれていたようですが、終点には駐車場が完備されていました。そこから100mほど下ると鶯の滝です。
運転台から支線の景色。
こちらも支線。薄暗い原生林の中を行く感じが何ともいえません。都心近くの有料道路にもかかわらず、未踏の林道を行く不安感が少し味わえ結構楽しめます。
支線と打って変わって明るい感じの本線後半部分です。もちろんこちらも一切手が加えられていない原生林の中を行きます。C地点を過ぎ舗装路に戻ると、今までの景色がうそのようで、まるでタイムスリップした感じです。